息子に乳首を開発された話
上の息子が赤ちゃんの頃、妻は母乳をあげていた。
ある時、ミルクを作ってみたのだが、息子は拒否し、母乳以外は飲まないぜという態度だった。
本物志向だったのだろう。
そして、妻は夜が弱い。
昼間、育児で疲れていたのだろう。
息子が夜泣きしても、お腹を空かせて泣いても、起きない時が何度もあった。
だから、夜泣きの場合は抱っこして寝かせればいいのだが、お腹を空かせた時は困る。
父は乳が出ないからだ。
しかも、ミルクも飲まない。
だからそんな時は、妻の服を捲り上げて全然やらしい気持ちじゃなくオッパイを出し、泣く息子の口を乳首に当てて母乳を飲ませていた。
息子は母乳しか飲まない。
妻は夜眠りたい。
息子は夜もお腹が減る。
妻は夜眠りたい。
そんな状態が続くわけもなく、断乳しようという話になった。
正直、その時の事はあまり覚えてないのだけど、とりあえず断乳はできた。
でも、その後に息子は妻の乳首を触るようになった。
「無理やり断乳したのが悪かったのかな。。」
「まだオッパイに未練があるのかな。。」
なんて罪悪感を持ちつつも、次はこんなスパイラルが始まった。
息子は乳首を触りたい。
妻は夜眠りたい。
息子は乳首を触る。
妻はキレる。
そりゃそうだ。寝てる時に乳首を触られたら眠れない。
だから、息子を自分が寝かすようになった。
それは、妻を救い、息子も母親から拒絶されずに済む最善の策のはずだった。。
僕は、身体を触られるのが嫌いだ。
昔から嫌いだった。
女の子がたまに、「今日は私が色々攻めてあげようか?うふふ」なんて言ってきても、「いや、結構」と即答で断ってきた。
男が受け身のプレイなんて、何がいいのかさっぱりわからず、だから風俗も(数回行ったことはあるが)何がいいのかよくわからなかった。
そんな自分が、息子に乳首を触られることになった。
息子はピンポイントで僕の左の乳首を触ってくる。
それも、人差し指でコリコリと弄ぶ。
昔、セックスのHOWTO本で、「乳首は心臓に近くて血流がいい左側の方が感じるから、重点的に愛撫しろ!」と読んだことがある。
それをされていた。
何度か僕も拒絶した。もう、やめろと。
でも、親の勝手で母乳で育てられ、親の勝手で断乳させられ、母の乳首を触ることを禁じられた息子の気持ちを思うと切なくなるのだ。
ボク、まだオッパイほしかった。。
この乳首への執着は親のせいだ。息子のせいではない。
ならば、やはり心を無にして、父の乳首を捧げようじゃないか。
そうして、寝る時は乳首を触らせてあげ、息子は安心して眠りについていた。
数か月が経ったある夜。
妻と夜の営みを行っていた時、左の乳首がむずむずとしているではないか。
触って欲しい、舐めて欲しい。
それまでそんなことは微塵にも思ったことのない自分が、乳首への愛撫を欲求するようになってしまった。
そっちじゃない、うん、左。
そう、息子に触られ続けた僕の左乳首は、立派に開発され、感じるようになっていたのだ。
話はここで終わらない。
「発達障害 触る」で検索するとわかるが、発達障害の子は他人の身体を触る特性があるようだ。
上の息子は乳首を卒業してから、わき腹を触るようになった。
一緒に寝ると、今でも100%わき腹をサワサワして、手を当てたまま眠ろうとする。
下の息子は、乳首への依存はなかったのだが、とにかく舐めてきたり触ってくる。
耳、首など、上半身メインに唇を押し付けてくる。
図にするとこんな感じだ。
もう、性感帯以外の何ものでもない図になっている。
女の子はここを攻めろ!と書きたくなってくる。
「他の人にはしてはダメだよ」と言いながら、親を触って昇華できるなら我慢するかと思っているけれど、
下の子に首の裏を舐められた時は「気持ち悪い!」と思わず言ってしまい反省した。
いやー、この癖は何とかならないもんなのだろうか。
成長とともになくなっていく系の行為なのかもしれないけど、だんだん「子どもがしたこと」では済まされなくなっていきますからね。