ICTを活用したLD(学習障害)のサポート『読み書きラボ・ココロ』に行ってみた【中編】
読み書きラボ・ココロのレポート中編です。
読み書きラボ・ココロとは、読み書きが困難な子供に対してのサポートを研究しているプロジェクトです。
中邑教授の講演に続いて、読み書きラボ・ココロの具体的な取り組みについてお話しがありました。
学校での授業を聞いたり、黒板を写したりすることが難しい子供に対してどういう方法でサポートができるのか。
例えば、代読。
読むのが苦手な子供には、他の人が読んであげる。簡単なことだけど、目から鱗でした。そんなことがあることすら知りませんでした。
後日、子供が国語のプリントをする時に試しに読んであげたんですね。物語を読んで答えましょうという問題です。
いつもは、読む前から「無理!わかんない!」と拒絶しているのですが、読んであげると自分で考えてちゃんと答えたのです。
簡単なことだけど、ちょっとしたサポートでこんなに変わるんだなと実感しました。
そして話は、ICTの話へ。
iPadの読み上げ機能の紹介や、アプリの紹介、そして実際にタブレットを学校で使っている事例など。
学校に持ち込んで授業を受けたり、テストなどでも活用事例が増えているそうです。
ただ、息子はまだ小学2年なので、学校にiPad持って行っても勉強に活用というよりも遊んでしまうんだろうなと思います。やはり、本人が必要と感じて、セルフコントロールできないうちは難しいんだろうと思います。
ここで、マルチメディアデイジー教科書について少し触れていました。
学校で使用している教科書のデータをiPadなどに入れて、daisyのアプリで開くと読み上げてくれるというものです。
タブレット用アプリは有料ですが、教科書のデータなどは申し込みさえすれば無料で頂けるのでぜひ活用してみて下さい。
このセミナーへの参加は読み書きラボ・ココロの面談への応募も兼ねていました。
そして今年に入って個別面談に行ってきました。>続く