東京あいうえお

発達障害を持つ育てにくい子たちと できるだけ楽しく暮すには?を探す試行錯誤の日々

子供にゲームをさせる時のルール DSバキバキ事件について思うこと

うちの子たちは二人ともADHDである。

 

ADHDとは、注意欠陥・多動性障害といって、落ち着きがないとか集中力がないとか、指示が通らないとか、いわゆる育てにくいという特性がある。

 

ADHDについては、こちらの本などを読めばだいたいわかるのではないでしょうか。

 

また、ちょっと前に上映されていた、グザヴィエ・ドラン『MOMMY』なんかもADHDを知る上ではとても良くできた映画だと思います。
良くできすぎていて、観てて辛くなりましたけどねw

 

そういうわけで、二人とも超がつくほど指示が通らないし、いわゆる言うことを聞かないんです。

ごはん食べる、学校行く、出かける準備する、お風呂に入る、パジャマに着替える、歯磨きする、寝るといった普通の子は普通にすることがすべて叱られるまでやらないといった感じです。

恐らくADHDへの理解が乏しいと、しつけの問題だ、という風に思われるでしょうし、そもそも子供なんてみんなそうでレッテルを貼るのはよくないという話にもなりがちです。

でも、ADHDの子どもを育ててる方には共感して頂けるのではないでしょうか。

 

とにかく、優しくしても厳しくしても、色んなところにつまずいて、すんなりいかないんですよ。

 

そこで、ゲーム問題です。

 

うちの子どもは二人ともDSを持っていて、上の子は今、マインクラフトにハマっててiPadでよく遊んでいます。

子どもたちの集中力が続く分量などを考えて上の子には、①プリント3枚②チャレンジタブレット4ページの勉強をすれば、2時間やっていいというルールを作っています。

 

守る日もあります。でも、勉強をしないでこっそりゲームをしている時もあるんです。

 

そんな時は、割りたくなりますよ。ええ、何度も想像しました。

因果応報、自己責任、大人たち同士でもルールを破った人間には厳しいじゃないですか。

それに、DSを反対側にバキって折ったら気持ちいいだろうなって誘惑も少し手伝って。

 

ただ、今のところやってはないです。

この行為って、裏切ったらおまえの大切なもの壊すぞってことでしかないですからね。

暴力が暴力を生むことを考えると、自分がじいちゃんになった時に、息子に大切なもの壊されたくないですしね。。

 

妻がぼそっと言いました。

時間になったらiPadやDSが使えなくなるアプリをどこか作ってくれないかな

と。

 

これこそが切実なニーズだと思います。どこか作って!

 

育てにくい子にはわけがある―感覚統合が教えてくれたもの (子育てと健康シリーズ)

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「育てにくい子」と感じたときに読む本

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